妊娠中は心身に負荷がかかりやすい時期です。
妊娠前とは状況が異なる為
油断していると赤ちゃんに重大な影響を及ぼすこともあります。
今回は妊娠中の食事について詳しく解説します。
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妊娠中に必要な栄養
赤ちゃんはへその緒を通じて栄養をもらい成長します。
栄養は赤ちゃんに優先して送られる為、自分の栄養が不足しがちです。
それでは、積極的に摂取するべき栄養を紹介します。
①鉄分
妊娠中は貧血になりやすく、転んだり倒れてしまう妊婦さんも少なくないですが
大変危険です。
出産時は必ず出血を伴います。そのため、出産時の出血に耐えられる身体を作ることが大切です。
鉄分はほうれん草や大豆製品で摂取するようにすると過度な体重増加を防ぐことが出来ます。
②葉酸
葉酸は赤ちゃんの成長を促し、流産や神経障害のリスクを軽減する効果があります。
出産後も赤ちゃんにとって必要な栄養素なので出産後も積極的に摂取するように
しましょう!
③カルシウム
妊娠中は900mg、出産後は1200mgのカルシウムが必要と言われています。
カルシウムは大豆製品や魚などに多く含まれており、便秘の方にはヨーグルトも
おすすめです。
④たんぱく質
たんぱく質は赤ちゃんの身体や脳を作る最も重要な栄養素です。
豚肉や鶏肉や牛肉、卵やチーズ、牛肉などには質の良いたんぱく質が
豊富に含まれています。
しかし、動物性たんぱく質はカロリーが高いので、納豆や大豆製品などの
植物性たんぱく質と合わせてバランスよく摂取することが大切です。
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【妊娠中の食事、栄養摂取と注意すべき食べ物について】
妊娠中に注意が必要な食材
妊娠中はお腹の赤ちゃんのことを考えてバランスよく食べることが大切ですが
食べてはいけないものや控えるべきものもあります。
①未加熱の生肉、生魚、生卵
生の肉や魚、卵には菌が付着している可能性があります。
食中毒で下痢や嘔吐を引き起こすだけでなく、中には胎児に悪影響が
出てしまう ものもあります。
妊娠中は生の食材を避けて加熱調理済みの料理を心がけましょう。
②レバー、うなぎ
レバーは鉄分が豊富なため貧血予防には最適ですが、レバーやうなぎには
ビタミンAが含まれていて、摂取量によっては奇形児の可能性が高まります。
③アルコール
アルコールは流産や「胎児性アルコール症候群」を引き起こす可能性があります。
妊娠中と授乳中だけでも控えることをおすすめします。
④カフェイン
1日100mg以上のカフェインを摂取すると流産の危険性が高まるだけでなく
赤ちゃんの発育遅延や低体重出産などのリスクが高くなります。
⑤大型の魚
大型の魚には水銀が多く含まれていますが、赤ちゃんは水銀を排出することが
出来ない為、脳神経障害を引き起こす危険性があります。
⑥昆布、ひじき
海藻類にはヨウ素が多く含まれていて、ヨウ素を過剰に摂取すると赤ちゃんの
甲状腺機能が低下する恐れがあります。
ひじきには無機ヒ素も含むため、食べる量は1週間につき1~2回程度に抑えましょう。
⑦ナチュラルチーズ
加熱殺菌処理をされていないナチュラルチーズには菌が含まれていて感染すると
早産や流産などの危険が高まる他、赤ちゃんの髄膜炎や敗血症の原因になります。
妊娠中は元気に赤ちゃんが生まれてきてくれるように食事一つ取っても
神経を使わなければなりません。
それも赤ちゃんが元気に生まれてきてもらう為の努ですので
妊婦の皆さん、頑張って実践していきましょう!
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