秋田竿燈(かんとう)まつりは重要無形民俗文化財に指定されているお祭りです。
竿燈全体を稲穂に見立てて豊作を祈願することが本来の目的でした。
青森ねぶた祭り、仙台七夕まつりと共に、東北3大祭りのひとつと言われています。
また、福島の二本松提灯祭り、愛知県の尾張津島天王祭と並んで
日本3大提灯祭りのひとつにも数えられています。
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竿燈まつりは江戸時代に始まったとされていますが、そのモデルとなった
「眠り流し」という行事は江戸時代以前から 行われていました。
五穀豊穣や無病息災、真夏の病魔や邪気を払うことを祈願し、旧暦の7月7日に合わせて 七夕行事として行われ、旧暦7月15日のお盆を迎えるための行事の一環として催されていました。
竿燈自体は、お盆に灯籠を持ち歩いたことが始まりと言われています。
徐々に灯籠の数が増えて行き、どれだけ多くの灯籠を下げられるかどうかの
力を競うようになります。
そして、次第に力よりも技を競うようになり、現在の形に近づいて行ったと考えられています。
現在と同じ形式になったのがいつなのかは定かではありませんが、江戸時代の文献では既に現在とほぼ同じ形で竿燈まつりが行われていたことが伺えます。
竿燈まつりは、主に昼竿燈と夜竿燈に分かれて行われ、昼竿燈では技術を後世に残す為に「竿燈妙技会」が開催されて います。
直径6メートルという定められた範囲の中で竿燈を挙げ、いかに竿を安定させられるかを競うものです。
団体戦や個人戦があり、団体戦には「規定演技」「自由演技」の2種類があります。また、妙技会の中にはお囃子の技術を競うものもあり、「囃子方」という部門も別に設けられています。
【秋田竿燈まつりの開催日、観覧席、歴史と由来について】
夜竿燈は、竿燈まつりのメインイベントです。あまりにも雨量が多いと中止されますが、 小雨程度であれば雨天決行となります。
開催場所は転々と移り変わっていましたが、現在の開催場所は竿燈大通りです。
多数の町内会や企業が参加し、秋田の夜を輝かしく彩り、最後に「ふれあい竿燈」が催され 実際に小型の竿燈を持ち上げたり、大型の竿燈と記念撮影ができたり、また太鼓を叩いたりすることも出来ます。
開催日時は毎年、8月3日~6日までの5日間です。以前は8月2日~7日に開催されていましたが、 東北地方の他のお祭りと日程が重なりやすいという事情を抱えていた為、2001年からは現在の日程で開催されるようになりました。
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2016年竿燈まつりスケジュール
夜本番(竿燈大通り)
8/3~8/6
18:15 交通規制
18:50 竿燈入場
19:25~20:35 竿燈演技
20:35 ふれあいの時間 (写真撮影や竿燈体験が可能)
※ 入場等の時間については、日にちによって多少変わることがあります。
昼竿燈(妙技会・エリアなかいちにぎわい広場)
8/4~8/6 9:20~15:20
◾有料観覧席予約受付開始
◦団体予約(15名様以上)・・・4月1日(金) 午前10時から
◦個人予約(14名様以下)・・・5月2日(月) 午前10時から
詳しくは、事務局(電話018-866-2112)まで
引用:竿燈まつりホームページ
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