夏が終わると、紅葉が美しい秋の季節になりますね。

紅葉狩りは、狩猟をしない平安貴族が「自然を愛でる」意味で「狩り」という
言葉を使ったことから、紅葉鑑賞を紅葉狩りと呼ぶようになったそうです。

今回は平安貴族が多く住んでいた京都の紅葉狩り名所を3ヶ所ご紹介いたします。

 

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東福寺

京都の紅葉狩りスポットの本命といえば、東福寺です。

本堂と普門院、開山堂を結ぶ「通天橋」には、「通天紅葉」と呼ばれる
葉が三つに分かれて黄金色になるカエデ数十本が見られます。

圧巻の紅葉を魅せる日本屈指の渓谷美を堪能して下さい。

周辺には比較的のんびりと観覧できる穴場もあり
静かな町並みを散策できるのも魅力です。

見頃は、11月中旬~下旬にかけてです。

通常、紅葉の見頃は10~20日程度ですが、東福寺は長い期間楽しめるように
造られた庭なので、足元に広がる赤いじゅうたん風景も趣がありいいものです。

 

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宝厳院

朱玉のように美しい秋の庭園、宝厳院は天龍寺の塔頭(子院)です。

通常は非公開となっている宝厳院ですが、
9月中旬~12月上旬と3月中旬~6月末まで期間限定開放を行っています。

入場料は大人500円、中高生は300円です。

境内は広々としていて、その庭園は、昼でも夜でも最高の美しさです。

見頃は11月下旬~12月上旬で、宝厳院は夜のライトアップも行われます。

まだ、今秋のライトアップ時間などは発表されていませんが
例年17時から20時30分ごろまで拝観できるようです。

詳しくは公式HPをご覧下さい。
http://hogonin.jp/event/index.html

 

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【京都の紅葉名所、寺院、見頃時期とライトアップ】

 

神護寺

 

京都西北部には栂尾(とがのお)・槇尾(まきのお)・高雄(高尾/たかお)の
3つの山地が並び、併せて三尾と呼ばれています。

この地域は寒暖の差が大きい為、もみじの色づきが良く
時期も市中に比べて早目です。

三尾を流れる清滝川に沿って歩くと、赤く染まった見事な秋の風景を
鑑賞することが出来ます。

ただ、神護寺は山寺の質朴タイプの紅葉なので、京風の雅びな味わいを求める方は
過度に期待しない方が良いかもしれません。

尚、槇尾や高雄では清滝川は眼下遠くに流れていますが
神護寺周辺からは河原に降りることも出来ます。

三尾の難点は京都市中からかなり距離があり、起伏や階段が多いことです。
ハイキング気分で出掛けるにはいいかも知れません。

神護寺の階段を上るのは大変ですが、夏に較べればかなり楽です。
無理をせず、ご自分のペースで上ってくださいね。

夜間のライトアップは、11月一杯行われます。

 

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まとめ

紅葉は見頃は短く、美しい風景が見られる期間は約10日間前後と言われています。

今回、ご紹介した名所は、見頃期間が若干違います。

景色の美しさはもちろんですが、ライトアップが行われるかどうかや訪れる時期に
応じて紅葉狩りの場所を決めるのが良いでしょう。

儚くも美しい貴族が惚れた紅葉をお目当てに
今年は、秋の京都に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

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