仙台七夕祭りは、江戸時代に仙台藩初代藩主の伊達政宗が
女性の文化向上を目的として七夕を奨励した為
仙台で最も盛んな年中行事の一つになったとも伝えられています。

年中行事としての七夕は、江戸時代中頃から全国各地で盛んに催されていましたが
明治に入って新暦が採用されると、次第にこの風習は廃れ始め
さらに第一次世界大戦後の不況を受け、その傾向が顕著となってしまいました。

 

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昭和に入ると、この状況を憂慮する人たちが現れ始め、地元商店街を中心として
大規模な七夕飾りを行い、 大きな注目を集めます。

これを契機にして、「七夕」という庶民のものだった習慣は、「七夕祭り」という
イベントへと変化していきました。

第二次世界大戦後も七夕祭りは継続して行われました。

日本が高度経済成長期を迎えると、国内旅行も盛況となり、全国各地から旅行客が
訪れる観光イベントとして定着し、 東北3大祭りの一角を担う存在として
認知されるようになったのです。

仙台七夕の飾り付けには、「短冊」「紙衣」「折鶴」「巾着」「投網」
「くずかご」「吹き流し」の7種類があります。

中でも吹き流しが飾り付けの主体となっています。

これは、織姫の織糸をモチーフにしたもので、昔の織糸を垂らしたものを表現しています。願い事は、機織りや技芸の上達が込められていて、 吹き流しには、くす玉が
付随しているものが多く見受けられます。

仙台七夕まつりの開催時期は、毎年、7月7日の月遅れの8月7日を中心として
8月6日~8日の3日間となっています。

飾り付けの主な会場は、一番町や中央通りなどのアーケード街、仙台駅周辺です。

それ以外にも商店街組織ごとに飾り付けを行ったり、店舗単位や家庭などでも
別個に飾り付けを行ったりしていて
市内各地の飾り付けは、大小合わせて3,000本とも言われています。

仙台七夕まつりのは東北3大祭りのひとつに数えられ、全国から200万人以上の観光客が訪れる一大イベントとなっています。

仙台七夕は、仙台以外の地域でもその姿を見ることが出来ます。

仙台の地元銀行が支店を開設したことを契機に始まった「平(たいら)七夕まつり」は、仙台七夕まつりと同じ日程で開催されています。

また、海外では、ブラジルのサンパウロ市でも仙台七夕の名を冠したイベントが催されています。

今や、この風習が広まりつつあり、南半球に位置するブラジルでは「冬の風物詩」として定着しつつあります。

 

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【仙台七夕祭りの歴史と飾り、開催時期について】

2016年の開催案内

開催日(決定済)

2016年8月6日(土)~8月8日(月)

(注:2016年は只今、準備中。以下の内容は2015年開催時の情報です。)

開催時間 [飾り付け間]

8月6日(木)・8月7日(金)/10:00頃~22:00頃(予定)

8月8日(土)/10:00頃~21:00頃(予定)

[おまつり広場] ※勾当台公園市民広場

8月6日(木)~8月8日(土)/10:00~21:00

開催場所 仙台市中心部および周辺商店街

開催内容

[笹飾り]仙台駅前から中央通り、一番町通りのアーケード街にかけて豪華絢爛な七夕飾りがご覧いただけます。
また、周辺部商店街でも昔ながらの素朴な笹飾りがご覧いただけます。

[おまつり広場] ※勾当台公園市民広場
星のステージ、七夕伝承館、織姫・彦星ひろば、踊りましょう通り、七夕食堂、
天の川回廊 etc

引用:仙台七夕まつりホームページ

 

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